クランクベイト雑記

サスペンディングウィグルワートの塗装を剥離したら白かった。

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ボロボロのサスペンディングウィグルワートを入手しました。

リペイント用を探していたので、ボロボロだと剥離がラクで助かります。笑

消えかかってますが『SUSPENDING WIGGLE WART』の印字があります。

ということで、リペイントのために塗装を剥離してみました。


剥離後

剥離したボディがこちら。

内部の空気室は白く曇っます。

クリアに見えるところは、樹脂が充填されている部分です。


サスペンディングモデルは鉛ウェイト

ボディ内部が白いのは、鉛ウェイトが使われているのが原因かと思われます。

鉛は酸化すると、表面に白い粉が付着してきます。

ライトに透過させると、下のような感じに鉛から生成された白い粉が溜まっているのが分かります。

プラスチックは種類によりますが、ボディが空気を透過するので、古い個体ほど鉛ウェイトは劣化してしまうようです。

現行モデルとの比較

サスペンディングウィグルワートという名前が付いてますが、実際はフローティングです。

ノーマルのウィグルワートはウェイトがスチール(鉄)なので、鉛ウェイトのサスペンディングはそれより少し重いという感じですね。

では実際に塗装を剥離した、現行ウィグルワートと重さを比較してみます。

現行ウィグルワート

現行モデルは8.6gに対して、

鉛ウェイトのサスペンディングモデルは9.8gで、1.2gほど重いです。

サスペンディングの方が深く潜ることになるので、これだけでも使い分けが出来ますね。

実際にサスペンドさせるには、板おもりを貼って調整する必要があります。


バラつき、個体差の原因

古いアメリカンルアーは個体によってバラつきがある、というのは良くある話です。

オールドのウィグルワートも個体ごとにアクションが違ったりします。

バラつきの原因の一つに、成形不良が挙げられます。

今回の個体は、下の写真のように気泡が入ってました。

気泡はエクボのような凹み(ヒケ)の原因にもなります。

また、肉厚な個体は樹脂の収縮が大きくなるので、寸法不良にもなりやすいのですが。。。

そこは気にしないというのは、アメリカンルアーらしくて好きです。笑

個体差を楽しむ

現行のアメリカンルアーは中国生産になったりして、品質も安定してます。

私個人としては、個体差があるモデルを使い分けたり、当たりを探す方が楽しいと感じます。

なので、今後も積極的にオールドなルアーを買っていこうと思います(^^)

今回剥離したウィグルワート、何色にするか悩ましいです。

折角のサスペンディングモデル、『中層で止める→浮かせる→巻き始めでバイト』という感じが理想です。

リアクションを意識した色が良さそうですね。

冬の間に塗って、リザーバーで試したいです。

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