こんばんは!
最近の夜は涼しくて寝るにはちょうど良い気候ですね。
ブログを書いてると、ついつい熱が入って寝るのが遅くなってしまいますが。笑
今度の日曜は晴れるみたいなので、どんな釣りをしようか今から悩んでおります。
さて、昨日ですが、仕事終わりに家から最寄のタックルベリーに行ってみました。
特に欲しいルアーがあるわけでは無いのですが、見てるだけでも楽しいですよね。
クランク棚を見ていると、キレイな色のLC RTO1.5を2個発見しました。
これは買いだ!とテンション高めで買って、家に帰ってきたのですが。。。
パープル系カラー推し
買ってきたのがこちら!
最近、パープル系カラーがマイブームです。
濁ったときにパープル系が効く!という記事を良く見ます。
実際、私もパープル風に色塗りしたブリッツでバスが釣れたので、信頼感があります。
では、これらのRTOのカラーが何色なのか、気になったので調べてみました。
・・・
・・・
ん!?
ラッキークラフトのRTOのページを見ても、どっちのカラーも載っていません。
ここで初めて気が付きます。
『君たち、RTOじゃないのか!?』
RTO? MTO?
恥ずかしながら、この形のクランクは全部RTOだと思ってました(^^;;
(RTOと呼ばれる前にRCと呼ばれていたことは、雑誌で見て知ってました。)
色々調べてみると、RTOだとルアーの頭上に『Takahiro Omori』、ボディー面に『LC RTO』と印字があることが分かりました。
買ったルアーを見てみると、
頭上に印字無し。
クリアリップは印字無し、白リップは『LC MTO1.5』とあります。
M・T・O!?
調べてみたら、H-1グランプリでお馴染み、鈴木美津男さんがプロデュースしたボーン素材モデルでした。
軽量なボーン素材、フックサイズ#6と小さくすることで、カバー回避特化型クランクになっているようです。詳細は下記リンクへ。
カラーは『セクシー利根シャッド』でした。もう名前だけで釣れそうな予感です。
LC?
では、透明リップの方は何だ?と思って調べたら、『LC』という名前のクランクでした。
日本語のページが見つからなくて、Lucky Craft USAのHPで確認しました。
カラーは『Purple Perch(パープルパーチ)』でした。
LCのカラーはどれもキレイで、日本人受けが良さそうですね。笑
RCからLC、LCからRTO、MTOへ派生
これでやっと頭が整理できました。
- リック・クランがラッキークラフトと作ったのが『RC』
- リック・クランの契約が切れて『RC』から『LC』に変更
- 『LC』の大森貴洋さんシグネチャーモデルが『LC RTO』
- 『LC』の鈴木美津男さんシグネチャーモデルが『LC MTO』
こんな感じですね。
リック・クランはその後、ラッキーストライクと契約し、『RC2』というスクエアビルのクランクを作ってます。余計ややこしい感じになってますね。笑
LC1.5とLC RTO1.5の違い
LC1.5とLC RTO1.5の違いは印字だけなのか?
こちらもネットで調べてみたところ、どうやらウェイトの材質と個数が違うらしいです。
Twitterで関係者に聞いてみた方がいたので、引用させていただきます。
モヤモヤ解消いたしました。
RTO1.5(タングステンウエイト1個)LC1.5
(鉛ウエイト2個)LCに関してはウエイトの乗せ方に違いがあり左右1個づつ。それによってLCのほうが若干ロールが入るようです。USAのプロ達はそれを好んでLCをフック交換したり…で使ってるようです。 pic.twitter.com/JE7U0mcd6I— 一平 (@oneflatonly) 2018年2月18日
LC1.5は鉛2個、RTO1.5はタングステン1個とのこと。
ルアー全体の重さは、スペック上、どちらも12gで同じ。
同じ重さでは、鉛よりタングステンの方が体積が小さくなります。
→タングステンの使ったRTOの方が、ルアーボディ内の空気の量が多い
→RTO1.5の方が浮力がある。LC1.5の方が少し深く潜る。
→ウェイトの配置バランスの違いで、LC1.5は動きに若干ロールが入る。
ということみたいです!
素人的には、動きにどれほど差があるのか分かりませんが、使い分けてるプロの方々はやっぱり凄いです。
リック・クランがRCを作った経緯
昨年、バスマスターのエリートシリーズ開幕戦で大森プロが優勝しましたね。
雑誌Basserでも30ページ以上に渡り特集されており、思わず買いました。
このとき、優勝記念でRTOのTOクローカラーを買おうとしましたが、どこにも売ってませんでした。笑
雑誌の中で、リック・クランがRCを作った経緯が書いてありました。
ネット上の情報と合わせて要約すると、
- バルサ製のクランクは素晴らしいが、入手しにくく、また、個体差がありすぎて困る
- 品質が安定したクランクが欲しい
- 当時のスポンサーであるバスプロショップスを説得し、日本のラッキークラフトとRCを作った。販売はバスプロショップスのみとする。
こんな感じだったようです。
その後、
- 完成したRCクランクは爆発的なヒット商品になり、他メーカーも負けじとスクエアビルを発売し、価格競争に発展。
- 次第にRCは売れなくなっていった。リック・クラン自身もラッキーストライクと廉価版RCを発売。
- クランが抜けたことで、元祖RCはバスプロショップスとの縛りがなくなり、どこでも販売可能になった。
- T.Oが引き継ぎ、RTOを発売。
(出展:Basser 2018年5月号)
こうやって書いてみると、色々と歴史を感じますね!
RCが売れたら、すかさず他メーカーもスクエアビルを出すあたり、今の時代も変わりませんね。笑
RTOじゃなかったけど買って良かった!
中古屋でたまたま見つけたルアーを買ったら、こんなことになった!という記事でした。
色々調べてみて、とても勉強になりました。
新品だったらパッケージで確認できるので、こんなことにはならなかったと思います。
『中古車は一期一会』みたいに言いますけど、ルアーも一緒だなと思いました。
何かの縁で買ったルアーなので、これからバシバシ使って、バスを釣りたいと思います。
それではまた!