先日、ハンドメイドクランクを作ったときに1液ウレタンでコーティングしました。
使用したのは『東邦産業 ウレタンフィニッシャーEX』です。
このウレタンですが、買ったのは2017年12月。
年に数回くらいしか使わないので、なかなか使い切らないのですが、2年以上も固まることなく保管できています。
ネットでウレタンコーティングについて調べていると、
『ウレタンは1年以内に使わないと固まる』
『保管が効かないから、割高』
『冷蔵庫に入れてたのに硬化した』
など、ウレタンの長期使用、長期保管について苦労している方が多いようです。
今日は、私なりのウレタン保管方法について、ご紹介します。
内蓋と容器の密着性を保つ
ウレタンは空気中の水分に反応して硬化するので、いかに、水分、湿気と触れないようにするかが重要です。
まずは内蓋と保管容器の密着性を保つことです。
内蓋と容器の接地面に硬化したウレタンやゴミが付くと、隙間ができてしまうので、硬化の原因になります。
内蓋、容器のフチをキレイにしておくと良いです。
ラップを挟んで外蓋をすると気密性UP
しっかり内蓋をしても、容器と外蓋の間で隙間があったりします。
そこで、容器と外蓋の間に4枚重ねにしたラップを挟んでから、蓋をします。
ラップは内蓋全体が覆われるサイズにしてくださいね。
乾燥剤を入れてジップロック
保管環境をなるべく乾燥した状態にするため、ジップロックに乾燥剤を入れて密封します。
なるべく空気を抜いた状態で封をしましょう。
乾燥剤は、焼きのりやお菓子に入っていた物で良いと思います。
既に湿気を吸って膨れてしまったものは、入れても意味がないのでご注意ください。
ジップロックも完璧ではなく、しばらく保管していると、乾燥剤がパンパンに膨れた状態になる場合があります。
そのときは、新しい乾燥剤に交換してください。
保管方法については以上です。
ドブ漬けしないで、筆塗りにする
ウレタンコーティングをするとき、ドブ漬けしている方が多いと思いますが、ドブ漬け作業自体が、ウレタンを硬化する要因となります。
なので、私はウレタンコーティングは筆塗りで行っています。
↓のような小さい紙コップに、必要な分だけウレタンを分けて使えば、ウレタンの硬化は最小限で済みます。
必要な分のウレタンというのが難しいですが、足りないと困るので、気持ち多めが安心です。
紙コップで余ったウレタンは捨てることになりますが、容器全部が硬化するよりかは経済的です。
使った筆は、硬化する前にウレタン薄め液で洗浄すれば、再利用可能です。
ウレタンの粘度が高くなったら
保管しているウレタンの粘度が高くなったと感じたら、ウレタン薄め液で調整すると良いです。
ドブ漬け後も、薄め液を少し入れて蓋をすれば、硬化を抑制することができます。
長期保管するとウレタンが変色するかも
これは仕方がないことだと思いますが、ウレタンを長期保管していると、経年劣化で黄色に変色してきます。
なるべく早く使い切る事に、越したことはありませんね。
私は透明なルアーを黄色っぽくするため、わざと黄変したウレタンを塗ることがあります。笑
安全に楽しいコーティング作業を
以上、1液ウレタンの保管方法をご紹介しました。
ウレタンは強い溶剤を使っているので、換気に気を付けて作業したいですね。
今後も、色んなルアーでウレタンコーティングをしていこうと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございましたm(_ _)m