細いネジはともかく、5mm以上のネジはよっぽどの荷重か掛からないと曲がりませんが、過度の負荷が掛かれば曲がってしまいます。
今回は直径8mmほどのネジが曲がってしまっているので、修正してみます。
モーターガイドのフットコンユーザーにはお馴染みのハンドルですね。
写真だと分かりにくいですが、若干曲がってます。
上の写真だと右に若干曲がってます。
ただのボルトなら万力で挟む事もできますが、今回のようにハンドルが付いていると、固定するにも工夫が必要です。
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固定用治具を作成
ということで、ハンドルの首下を挟めるように下のような治具を作ってみました。
丸い溝部分でネジ山が無い部分にあてて、万力で固定します。
ネジ側の治具
ネジ側に荷重を掛けるため、ネジ山を保護する治具を旋盤で作りました。
ネジと同じサイズのタップを立てて、固定できるようにします。
この写真だと曲がっているのが分かります。
万力で挟んでテコで修正
万力にセット。
ネジ側に鉄パイプを入れて、手応えを感じながら修正していきます。
万力を少し緩めて、ハンドルを回して曲がりが直っているが確認。
どの方向から見ても大体真っすぐになっていればOKですね。
何とか修正できた
完璧に真っすぐにはなりませんが、実用には問題ないくらいには修正できました。
万力で固定する位置、曲げ修正時に力を掛ける向きがポイントかと思います。
脆い材質だと折れてしまうかもしれませんが、参考になれば幸いです(^^)