バス釣り工作

【改造】07メタニウムMgのギアを真鍮(ブラス)化して、メタニウムMg8にしてみた!

私は2台の07メタニウムMgをメインで使っています。

というかベイトリールはこの2台しか持ってません。笑

最近、そのうちの1台が、ゴリマグ化してきました。クランクを投げまくっているせいですね。

そろそろ買い替えかな~と思うのですが、思い入れがあって買ったメタマグなので、再起不能になるまでは使い続けたい。。。

部品は既に廃盤ですが、一応、メインギアとピニオンギアは1組だけ新品を予備で持ってます。

ただ、新品に交換しても、ジュラルミンのギアでクランク巻いてたら、またゴリゴリになってしまう。。。

『ゴリゴリを回避するには、強度のある真鍮(ブラス)ギアにするしかない』

他のリールの部品を流用すればできるのか!?

ネットで調べたところ、既に実践している猛者たちがいたので、参考にしながら私も挑戦してみました。

どのリールの部品を流用するのか

Googleで「07メタニウム 真鍮」と検索すると、いくつか記事がヒットします。

どの記事でも流用している部品は、12-13エクスセンスDCの物でした。

外観は確かに07メタマグと似てますね。ギア比は8.0。

右ハンドルは2012年に発売したので、12エクスセンスDC。

左ハンドルは2013年発売で、13エクスセンスDCとのこと。

分解図の名前は13エクスセンスDCでまとめられてるので、年式で見分けてください。

それぞれの分解図、部品価格は下記シマノHPリンクでご確認ください。

ドライブギアとピニオンギアを注文

交換する部品は、ドライブギアとピニオンギア。

ドライブギアに付けるドラグ板とドラグ座金も交換した方がいいのですが、失敗するかもしれないので、とりあえず、ギアだけ最寄りのキャスティングで注文。

1週間くらいで入荷しました。

私のメタマグは右ハンドルなので、12エクスセンスDCの部品になります。

お値段ですが、

  • 0065 ピニオンギア 12EXSDC ピニオンギア  1,550円(税別)
  • 0036 ドライブギア 12EXSDC ドライブギア  2,050円(税別)

でした。結構高いので、失敗は避けたいです。笑

メタマグ分解

部品が揃ったので、さっそくメタマグを分解します。

分解しながら、ピニオンギアの動きを確認していて分かったことがあります。

ギアカバー側のスプール軸が通るこの穴。

この穴、スプール軸だけじゃなくて、クラッチ切るとピニオンギアの頭が入るようになってました。

下はクラッチを切った状態の写真です。軸の根本にピニオンの頭が収まっているのが分かります。

交換するエクスセンスのピニオンギアも、同じように収まるように加工する必要があります。


各部寸法の確認

左がメタマグに付いてたギア、右が取り寄せたエクスセンスDCのギア。

07メタニウムMg

メタマグのピニオンギアとドライブギアの寸法を測ります。

ピニオンギアの全長17.80mm

ピニオンの頭の径4.59mm

ドライブギアの厚み4.00mm

12エクスセンスDC

次に、エクスセンスDCのピニオンギアとドライブギアを測ります。

ピニオンギアの全長21.39mm

ピニオンギアの頭の径4.99mm

ドライブギアの厚み5.38mm

ノギス計測なので、100分台の誤差はありますが、以上になります。

加工寸法は

測定結果より、エクスセンスDCの部品で、加工が必要な部分をまとめると、

  • ピニオンギアの全長を『21.39mm→17.80mm』にする
  • ピニオンギアの頭を『4.99mm→4.59mm』にする
  • ドライブギアの厚みを『5.38mm→4.00mm』にする

という感じです。

さっそく加工に移ります。

部品加工

旋盤

仕事の休み時間の合間に、こちらの卓上旋盤を使って加工します。

この旋盤、使い手がおらず10年以上、工場の隅に放置されておりました。

興味本位で使ってみたいと思い、暇を見て掃除や注油、消耗品の交換などしてきましたが、やっと最近、まともに使えるようになりました。

精度確認の意味も含めて、今回の加工で使ってみようと思います。

加工開始

歯車固定用の治具など、事前に準備が必要でしたが、段取りが終わってしまえば、あとは寸法見ながら加工するだけです。

まずはピニオンギアの全長加工。

加工後の寸法検査。

目標値17.80mmに対して、奇跡的に17.80mmピッタリ。

次に、ドライブギアの厚み加工。

寸法検査。

目標値4.00mmに対して、4.23mm。

歯面に傷が入るのが嫌だったので、わざと0.2mmほど残しました。組めなければ、再度加工します。

ギアカバー加工

ピニオンギアの頭ですが、加工するとギア部分に傷が入りそうなので、カバー側を加工することにしました。

ボール盤で穴を拡張して、リーマで仕上げました。

5mmのリーマを通したのですが、後で組み上げたときに後悔しました。。。


組み立て

各部にグリス、オイルを注油しながら、組み上げます。

カバーを組んで、ピニオンの動きを確認。

通常時。ピニオンの頭は凹んでいる。

クラッチ切り、スプールフリー状態。ピニオンの頭が飛び出してくる。

この状態で、スプールを手で回してみたのですが、ちょっと動きが渋かったです。

5mmのリーマだと、ピッタリ過ぎたようです。

仕方が無いので、カバー側の穴をヤスリで少し削ったところ、スプールがスムーズに回るようになりました。

ちょっと焦りましたが、修正できて良かったです。

メタニウムMg8の完成

無事に組み上がりました!

ギア比は8.0になったので、メタニウムMg8ですかね。

当然ですが、ゴリゴリ感は無くなりました。

巻き心地は、シルキーとは言えませんが、カッチリとした感じがします。

ハイギアのリールを使ったことがないので、巻き感の差がイマイチ分かりませんが、次回の釣行で使ってみようと思います。

総評としては、

  • 自己満足度 120点
  • 完成度 80点
  • かけた時間と労力 プライスレス

という感じです(^^;;

以上、07メタニウムMgの改造でした。

 

追記:改造後のインプレ

改造してから暫く使ってみました!

改造直後は、ハンドルの回転に少し違和感がありましたが、使っていくうちにギアが馴染んだようで、とてもスムーズに回るようになりました。

キャスト時のスプールの回転もバッチリで、気持ちよく飛んでいきます。

クランクなどの巻物で使うと、巻き重りを感じることがありますが、シャローのカバークランキングでは気になりません。

むしろ、ハイギアによる回収速度アップの恩恵があり、撃ち物にも使えて便利です。

ギアの耐久性もあがったので、数年は安心して使えそうです。

ということで、07メタマグの真鍮ギア化は大成功でした!