仕事が片付いて時間があるときは旋盤の練習をしてます。(普段はデスクワークです。)
旋盤工を目指している訳ではないのですが、旋盤が使えるようになると壊れた機械を直したり、改造したりするのに役に立ちます。
というのは建前で、現実は自分の好きなものを作りたい一心で頑張ってます。笑
まぁ、実際に会社で壊れた機械の部品を作って修理した実績もあるので、会社にも貢献してます。
今日は、モーターガイドのエレキの部品を作りたいと思います。
旋盤とは
旋盤というのは、主に材料の丸棒を回転させて、専用の刃物で任意の形に削る機械です。
分かりやすいのは、野球のバットですね。あれは材料の木を回転させて削って、各選手のリクエストに合わせた形に加工しています。
木を削るのは木工旋盤と言われるものですが、会社にあるのは金属も削れる「汎用旋盤」というものです。
こちらが、実際の旋盤です。古くてあちこちガタガタで汚いですが、これでも私が掃除してキレイになった方です。笑
うちの会社には元々旋盤工の職人がいたみたいなのですが、私が入社する前に引退してしまったみたいで、それ以降、あんまり使われていませんでした。
私自身は大学時代に工作実習で少し触ったことがあり、せっかくなのでネットとyoutubeを駆使して勉強し、簡単な品物なら作ることが出来るようになりました。便利な世の中ですよね。
本日の課題
さて、本日の課題です。
どこの部品かというと、
エレキのヘッドカバー内部にある、配線保護?スリーブです。
ちょっと動きが渋いので、スムーズになる寸法で作ります。
加工開始
旋盤に材料のアルミの丸棒を固定し、刃物をセットしたところです。
スイッチオンで材料が回転。刃物は手元のハンドルで操作します。
完成です。
左の部品はついでに削ったものですが、これもモーターガイドのエレキで使います。そのうち記事にしようと思います。
元の部品と比較してみると、
アルミの削り出しで良い感じです。寸法も問題ありません。
交換して終了です。
こんな小さな部品でも、自分で加工したものがエレキに組み込まれると愛着が湧きます。