最近、ワイヤーベイトを3つほど買いました。
1つ目は、先日釣れたボトムアップのスピナーベイト、ビーブル。
2つ目は、レイドジャパンのバズベイト、マスタブラスタ。
3つ目は、ブーヤーのバズベイト、スクイールチャー。
これらを観察していたところ、3つともスカートのセッティングに色々な工夫がされていました。
スカートなんてただ巻き付けてあるだけじゃないの?というのが、これまでの認識でしたが、3つを観察して新たな発見?があったので、記事にしてみようと思います。
基準はゲーリーバズ
私的にワイヤーベイトの元祖と言えば、ゲーリーバズです。
スカートは画像のようにバンド止めしてあります。
このバンドをスレッドやワイヤーに巻き替えるのは、よくあるチューニングです。
効果としては、細いスレッドやワイヤーで巻き付けることにより、スカートの動きが良くなります。
私のジャンボバズもワイヤーに巻き替えて使ってます。
スカートとヘッドの接点
スカート本数を数えたところ、88本でした。
使用品なので切れてる可能性もありますが、一つの目安として考えます。
ボトムアップ ビーブル
ビーブルを見てみます。
スカートはスレッドでタイイングされています。
スカートとヘッドの接点ですが、内側のスカートがカットされています。
カットした部分を壁にして、スカートが広がるよう設計されており、これにより、水中で泳がしたときにスカートが艶めかしく泳ぐようになっています。
これ、一つ一つを手作業で作っているとしたら、相当コストがかかってます。
スカートの本数は57本でした。
中途半端ですが、使用品なので数本切れてしまったのかもしれません。約60本とすると、ゲーリーバズより大分少ないですね。
シルエットはスッキリしていて、スカートがキレイに広がっています。
レイドジャパン マスタブラスタ
次はマスタブラスタです。
スカートはスレッドでタイイングされています。
スカートとヘッドの接点ですが、一見、何の細工もなさそうですが、よく見ると・・・
スカートを止めている根本の丸い円盤が一回り大きくなってます。
大きくなっている理由は、ビーブルと同じで、スカートを広げるためだと思われます。
スカートの本数は60本でした。ビーブルとほぼ同じです。
スカートの太さもビーブルと同じくらいです。
シルエットは、少し細身な感じに見えます。
ブーヤー スクイールチャー
最後にスクイールチャーです。
スカートはスレッドでタイイングされています。
もうスレッドタイイングは当たり前みたいに感じます。
ペラは本来アルミ素地ですが、黒に塗ってあります。
スカートとヘッドの接点ですが、見づらいですが、根本の部分にスレッドが巻いてあります。
量は少ないので、スカートを押し広げるほどではありませんが、少しでも広げようとする工夫でしょうか?それとも滑り止め?
トレーラーキーパーがしっかりしていて、良いですね。
スカートの本数は80本でした。ティンセル抜きの本数です。
スカートの太さは、他の3つに比べてかなり太目です。
太目のスカートと本数の多さで、シルエットはもっさりしてます。
まとめ
ビーブル、マスタブラスタの2つはスカートの本数を抑え、広げる加工をすることで、スカートが水を受けやすいよう工夫されていました。
スクイールチャーも、スレッドによる細工があり、太目のスカート多めという独自のセッティングが見られました。
今回調べてみると、結構前からスカート効果をコンセプトにしたスピナーベイトは販売されていて、私が知らないだけだったいうのが分かりました。笑
他のメーカーも積極的に取り入れれば良いのにと思いましたが、コストを考えると、ここまでやるメーカーは少ないのでしょうね。
スカートのチューニングは自分でも出来そうなので、今度は自分でやって釣れるか試してみたいと思います。