今回は、魚群探知機(魚探)をモバイルバッテリーで動かす方法を紹介します。
フローター、ゴムボート、カヤック、フロートボートなど、スペースがない場所で魚探を使う時、モバイルバッテリーだと小さくて軽いので大変便利です。
工作自体は難しく無いのですが、結線を間違えると魚探が壊れるかもしれないので注意してください。
私が使っているガーミン ストライカー4は動作確認済みです。
ネットで調べたところ、ローランス、ホンデックスなど他社の魚探も、4インチクラスであれば動作するようです。
4インチを超えるサイズは電力不足で動かない可能性があります。
無理に負荷をかけると破損に繋がります。
使用される際は自己責任でお願い致します。
モバイルバッテリーの5Vを12Vにする方法
動作電圧は魚探によって幅がありますが、概ね12Vあれば動作すると思います。
スマホの充電などで使うモバイルバッテリーはUSBの規格で5Vです。
この5Vを12Vに昇圧できれば、モバイルバッテリーで魚探を動かすことができます。
ではどうやって5Vを12Vにするか。
世の中便利なもので、5V→12Vの昇圧回路を内蔵したUSBケーブルが売っています。
モバイルバッテリーに繋いで12Vが出力されているか確認してみました。
若干、損失はありますが、約12Vでした!
モバイルバッテリーはAnkerを使っています。
セールで安かったのと、大手メーカーで18か月保証による安心感があります。
DCジャックが必要
昇圧ケーブルの出力側はDCプラグ(Φ5.5/2.1mm)になっています。
魚探の電源ケーブルと結線するには、
- DCプラグを切断し、ケーブル外被を剥いて配線同士をハンダで直結する
- DCジャックを購入して中継して繋げる
のどちらかになります。
ケーブル同士を直結してしまうと、昇圧ケーブルが壊れて交換するときに、またハンダ付けが必要になります。
DCジャック付のケーブルも売ってるので、こちらを電源ケーブルとハンダ付けしたほうが、昇圧ケーブルの交換が簡単です。
昇圧ケーブルとDCジャックケーブルを繋いでみました。
これを魚探の電源ケーブルとハンダで結線します。
電気の極性に注意
今回扱っているのは直流なので、プラスとマイナスの極性があります。
昇圧ケーブルのDCプラグのセンター電極が、プラスなのかマイナスなのか確認してください。
この表示があればセンター電極がプラスです。
DCジャック側もセンターがプラス(赤線に繋がっている)か、確認してください。
テスターで電圧を確認するのが、一番確実です。
ハンダ付け
魚探の電源ケーブルと、バッテリー側のケーブルをハンダ付けします。
必要に応じてケーブル外被はカットしてください。
赤と赤、黒と黒でハンダすればOKです。
ハンダ付けしたら絶縁テープ等で絶縁処理をしましょう。
魚探のケーブルから出ている青、茶の線は通信用ですので、使わないのであればこちらも絶縁処理します。
動作確認
無事に起動すれば完成です。
お疲れさまでした!
参考までに
フローターに魚探を付ける方法はこちら
実際にフローターで魚探を使ってみた釣行はこちら
最後に
再度、書かせていただきますが、今回の工作、改造によって生じた損害等の一切の責任を負いかねますので、ご了承ください。
それでは良い釣りライフを!