ハンドメイドクランクの新作を作ろうと思っているのですが、トップコートをどうするか悩み中です。
これまでは1液ウレタンでコーティングしていましたが、ラッカーで塗装したものを、ウレタンでコーティングすると色が溶けて流れてしまう問題があります。
色流れを防ぐ方法もあるのですが、今の作業環境だと難しい感じです。
そこで、2液性エポキシ接着剤を使ったトップコートを試してみようと考えております。
エポキシならラッカーで塗装しても、色流れはありません。
ただし、エポキシ接着剤は硬化するまで多少時間がかかるので、吊るして乾燥させるとエポキシ自体が流れてしまうことがあります。
これを防ぐには、品物を回転しながら乾燥させます。
ロッドのガイドもエポキシでコーティングされていますが、回転させて乾燥してますね。
youtubeにロッド工場に潜入した動画があったので、ご参考に。
ということで、今回はギアモーターを使って回転乾燥機を作ってみようと思います。
ギアモーター
まずは、モーターの選定です。
今回は、低速で動かしたいので、減速機付きのギアモーターを使います。
Amazonで丁度良いのがあったので、注文。
DC12V駆動で30RPM(1分間で30回転)のモーターです。
ちょっと回転が速いかもしれませんが、実験的に作ってみます。
トルクは30N・cmなので、そこそこ力持ち。
主軸はΦ6mm。
固定用のネジはM3でタッピングされてます。
ブラケット
次はモーターを固定するブラケットです。
Amazonで専用の物が売ってますが、自作できそうなので、L字金具に穴をあけて自作します。
モーターの主軸と固定用ビスに合わせて穴あけ。
M3のネジで固定するので、位置出しに気を使いました。
作業の手間を考えると、専用品を買っても良かったかな(^^;
組み立て
適当な板を台座にして、組み立て。
完成形がこちら。
スイッチ
ON、OFFができるように、ジャンクBOXに保管していたスイッチを付けました。
だいぶ昔に分解した、デスクトップPCの電源に付いていたスイッチだと思います。
通販でも購入可能です。
電源
電源はモバイルバッテリーをDC12Vに変換して使います。
モバイルバッテリーに12V変換USBケーブルを接続。
ケーブルがDCプラグになっているので、モーターにDCジャックをハンダ付けして接続できるようにしました。
ルアー固定部品
最後にルアーをモーターに固定する部品ですが、フックバイスみたいな小型のバイスがあれば良かったのですが、見つからなかったので自作しました。
この部品でルアーのエイトカン部分を把持して固定します。
ノブスターに交換
ネジだと手で締められないので、ノブスターを使って固定できるようにしました。
これで作業性が向上しました。
モーター主軸に固定してみると、こんな感じです。
ノブスターは↓の記事で紹介してますので、ご参考に。
完成
これにて完成です。
どんな感じか、動画を撮ってみました。(ノブスター交換前の状態です。)
動作的には問題無さそうです。
が、やはりちょっと回転が速い気がします。
遠心力がかかってしまうので、もっと低速(10rpm以下)の方が、良さそうです。
あと、モーターの駆動音が少し煩い気もしますが、安いモーターなのでこんなもんでしょう。笑
これで、ハンドメイドルアーの制作が捗りそうです。
ここまで、読んでいただきありがとうございました。
それでは!